不思議な路線、田沢湖線

何を隠そう、私、中本、かなりの鉄道好き。
特に乗り鉄という部類に生息しておりまして鉄道旅が大好きなんですね。
秋田新幹線に今まで乗車したことは無かったのですが、
先日の乳頭温泉に行った際に初めて秋田まで秋田新幹線のE6系新幹線に乗車しました。
東京で新幹線を見るのはほとんど駅だったり高架の上を走っている
新幹線を見ることくらいしか無いのですが
ここ秋田では道路沿いで新幹線を見ることが出来るんです。
通常はこんな感じで高架の線路を時速250km/hで走る新幹線。
(JR東日本の東京ー大宮間は時速110km/h で走行)
しかし盛岡からは田沢湖線として在来線の線路を走るのは皆さんご存知かなと思います。
新幹線は在来線と線路の幅が違うんですけどご存知でしたか?
在来線は狭軌と言って線路と線路の幅が1,067mm(3フィート6インチで三六軌間ともいう)、
新幹線は標準軌1,435mm(国際標準として、日本では狭軌が標準になっている)であるので、
普通、新幹線と在来線の車両が同じ線路を走る事はあり得ないんですが
秋田新幹線、山形新幹線は規格がミニ新幹線である事から高速移動することよりも
建設費用なども削減出来る在来線併用型の新幹線規格になっているんです。
そしてここ田沢湖線と山形線だけはJR東日本のE701系5000番台の台車を
標準軌対応の台車にし新幹線と同じ線路を在来線が走る事が出来るのです。
これは日本でも現在ではここ秋田の田沢湖線と山形の奥羽本線の一部の区間だけしか見る事が出来ません。
(通常のE701系は狭軌用の台車をしようしているので田沢湖線と山形線を走行する事はできません)
在来線併用型のミニ新幹線規格なので、
道路脇を新幹線が走るという特殊な状況を見る事が出来るんですね。
沿線の方にはとっては普通の光景ではあると思いますが、これは本当に珍しいことなのです。
またさらに大曲から秋田の奥羽本線の一部の区間は三線軌条といって
線路が3本ある鉄路を走るんです!
三線軌条の線路はJR線内でもこの区間と北海道新幹線の青函トンネルの区間しかない
とても珍しい線路で、北海道新幹線はフル規格新幹線で高架の上を走行しているので
三線軌条を走行している新幹線を見る事が出来るのも秋田新幹線のこの区間しか無い事になります。
(三線軌条の写真はwikipediaより拝借)
日本でもとても珍しい線路を走る秋田新幹線と田沢湖線、
是非、1度列車の旅を秋田で試してみてください!
(線路脇で撮影される場合はくれぐれも列車運行の妨げにならないようにしてください、
また、沿線道路で他の車や地域の方のご迷惑にならないご配慮もお願いいたします)
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