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幼い頃、夏夜の思い出

皆さんこんにちは。
日本人の平均ど真ん中、凡人中の凡人、松谷と申します。

さてさて、こどもの頃のほろ苦い思い出をひとつ。

夏によくある縁日。夏休みの夜、こどもにとっては特別に外出が出来る日でもありましたね。
私も幼いころ、両親に縁日に連れて行ってもらった事が何度かあります。

夜の街にたくさんの屋台、こどもの私には大変魅力的に映りました。

今考えれば屋台で売っている物って、普段馴染みが無い物が多いと思いませんか?

幼い私に特別目に留まったのは、「きりたんぽ」
親にせがんで買ってもらいました。

棒に刺さっているものって、こどもは大抵好きなんですよね(笑)

でも、屋台で売られている彼は、とっても抜けやすいのです。

幼気な1回目:買ってもらったのが嬉しくて振り回す → 彼だけ飛んでいく → げんこつされる → 泣きのもう一回をせがむ

泣きの2回目:すぐ食べ始める → 一口で安心して、棒を下を向けて歩く → ヤツだけが抜け落ちる → げんこつされる

以来、大人になるまで、彼と若干の距離を置いたのは言うまでもありません…。

今になれば秋田の郷土料理って分かるけど、こどもの私にとっては、縁日の屋台で見かける度に怒られた事を思い出し、心が「キュ」っとなる、きりたんぽでした。

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松谷勝広

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