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【ナマハゲ伝導士認定試験合格を受けて】

どうも今晩は西谷です。


お正月に角館で買ったやまとしずくの限定ものを飲みました(秋田のお酒はフルーティで最高です)

話は変わり、少し前の話になりますが、12月26日にナマハゲ伝導士認定試験結果が届き、
無事合格していることがわかりました。やったー、僕もこれからナマハゲ伝導士だ!
名刺に入れちゃおうかなw

あの朝から始まる講義&試験日を過ごした甲斐がありました。
正直言いますと、僕は12月1日までナマハゲのことほぼ何にもわかっていませんでした。
「あー、あの鬼の仮面かぶって子供脅すやつだろ」的な。

今考えると、本当にひどい知識…いえ知識と呼べる代物ではなかったです。

試験の日も最初に集まった控室が114人で埋まったところを見て
「あー、HUNTER×HUNTERのハンター試験会場みたいだw」とか密かに思っていたくらい低い意識でした。

しかしですね、いざ講義を受けてみると本当に面白い、学生時代に少しだけ齧った民俗学の分野でした。
特に男鹿真山伝承館でのナマハゲ体験、これで完全にスイッチが入りました。
また、講義の内容も大変興味深く、久しぶりに文系の血が騒ぎまして結構本気で講義を受けました。
試験前の質疑応答も僕自身が2つほどさせていただき、真剣に答えていただき意義深いものとなりました。

ここのところ僕が講義を拝聴するのは殆どがビジネスがらみ…こういったピュアな学問に触れることもしていなかったと感じました。
(もちろんビジネスの勉強も良いですけどね)
あと、試験の内容はこれまた結構骨のあるものなので気合を入れて講義を受講して良かったなぁと思いました。

テキストの一部(きったない字は僕の字ですw)

この日のためにみんなでお揃いのTシャツ作ってもらったのも気持ちが乗った一因です。

僕がナマハゲ伝導士の勉強をしてみて一番グッと来たのは「今も79の地域で実施されている」という点、
もちろん時代に合わせているところも少なくない。が、しかし遥か昔から続いている行事がこんなにも密集した地域で
同時にそれぞれ行う行事なんて想像を絶する感覚だと思いませんか?
こんなに尖ったことやってて、こんなに続いている(続けている)、ナマハゲはやっぱり行事というより神事なんだと思います。
時空を超越した感じがすごい、大晦日に見に行きたい衝動で震えがくるような気がしました。
まあ、行ってたら寒さで震えるんでしょうが…

個人的にはナショジオとかが男鹿のナマハゲの動画1本作ってくれたらなぁ、なんて思ったりしてます。
たぶん、めちゃくちゃカッコいいのができるんだろうな。ええ、ただの僕の妄想です。

最後になりましたが、面白い勉強をして充実感のある1日を過ごしたいのであれば「ナマハゲ伝導士認定試験」は本当にお薦めです。
2020年の予定は発表されていませんが、たぶん夏ごろに決まると思うので皆さんぜひ覚えていてください。

今回は文字多めの西谷でした。

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西谷 毅

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